paiza標準入力(Python)練習問題解法まとめ

備忘録 N行の入力の場合 for _ in range(1000): s = input() print(s) for文を使って、range()のカッコ内に整数を入れて、for以下で入力を受け取り、printする 【半角スペース区切りでの文字列の分割】5 つの文字列の半角スペース区切りでの分割 texts = "文 字 列" words = texts.split(" ") for word in words: print(word) ①文字列を適当な名前に代入する ②その文字列を変数名 = 文字列の入った変数名.split()でリストにする ③for文で、for 名前 in ②の変数名:としてprintする 半角スペース区切りの文字列の入力 for x in input().split(): print(x) 解説 input() で標準入力から1行の文字列(例: "a_1 a_2 … a_1000")を読み込みます。 .split() によって半角スペース区切りで分割し、1000 個の要素をもつリスト ["a_1", "a_2", …, "a_1000"] を得ます。 for x in ...: でそのリストを先頭から順に取り出し、変数 x に代入してループを回します。 print(x) は自動的に改行を付けて出力するため、結果として1000 行にわたってそれぞれの値が1行ずつ表示されます。 N行の整数の入力 gpt o4 mini high for _ in range(1000): print(input()) 解説 ...

2025年5月7日 · 7 分
無関心と無感動の範疇。「 関心領域 (The Zone of Interest) 」

無関心と無感動の範疇。「 関心領域 (The Zone of Interest) 」

Version 1.0.0 退屈な映画? 退屈な映画だと感じた。しかし、この映画が退屈に思えるのは、私の関心領域が、兵の奥まで、過去の惨劇にまで及んでいないからだ。ブログに記事を書く為に、考え直し、見返してみると、本当は退屈な映画ではなかった。 手前の日常と奥の非日常 冒頭から3分程度真っ暗な画面を眺めるだけで、エンドロールまで、自然主義的な日常の描写だけだった。 カメラの視点が殆ど動かない。普通の会話と普通の画角だけ。光も殆ど自然光のみ。激しさがない。日常的すぎて面白さがない。でも塀の奥は確かに非日常なのだ。この映画を見て何を感じるかは、関心領域が塀の奥にまで、そして過去に行われた虐殺にまで及ぶかどうかで決まるようだ。 この映画は、視覚情報より音響に耳を澄ます映画だった。直接的な暴力は描かれず、おぞましいことは全て音として表現されている。アウシュヴィッツ収容所の隣で日常を過ごすこの家族には、音だけでなく、臭いも日常的だったのだろう。人の焦げる臭いも慣れれば分からなくなる。我々には最初からその臭いが分からない。手前側の日常の奥から、銃声や人の声が遠くから聞こえるが、この家族たちにとってそれらは他人事に過ぎないのだ。 主人公、主人公の妻、妻の母親の関心領域 映画の最後で、主人公のルドルフが、階段の踊り場で吐き気を催した後、現代の記念館が映し出されて、ルドルフが我々の方を向く。 ルドルフは終始、業務の効率化に没頭していたが、吐いたのは自分がしてきたことを改めて理解してしまったから?それともただ呑みすぎただけ? 彼が何を感じたのかは分からない。だがその一方、その妻は環境に適応していた。描写される会話から察すると、妻は貧乏な家庭から、この家にたどり着いた。この環境を理想の環境として捉えている。 二人の行動の違いは関心領域の違いに起因する。妻の母親は、最初の方は広い家と庭に喜んでいたが、塀の奥から聞こえる音や臭いに耐えられなくなり、失踪した。関心領域が塀の奥にも及んでいたからだ。 この三人の関心領域は異なっている。ルドルフの妻の母親は、或る日、誰にも理由を告げず帰って行った。その察することしかできない。その人だけ正常だったのだと言うことはできる。この母親は窓から収容所の方を見たり、収容所にまで関心領域が及んでいる描写があった。音も臭いも無視して暮らすことができなかったのだろう。 サーモグラフィーとリンゴを配る少女 サーモグラフィーで映される、リンゴを置いていく少女。 これは誰だろうか?主人公の息子とキスをしていた少女だ。 一度目の登場では、ルドルフが子供二人にヘンゼルとグレーテルを読み聞かせる場面で出てきた。最初はヘンゼルとグレーテルを再現したのかと思ったが、そうではなかった。その少女は収容所の中の人達の為にリンゴを置いていた。囚人同士がリンゴを奪い合ったと知らせるセリフがあった。 穢れ思想 ルドルフが河で釣りをして、その子供達が水遊びをしていたとき、収容所から灰が川に流れてきた。ルドルフが足元の人骨に気付いた時、急いで河から出て、穢れを落とすかのように子供もルドルフも体を洗っていた。 さらに、ルドルフの部屋に女性が来て靴を脱ぐシーンの後、ルドルフは股間を念入りに洗っていた。 つまり、彼らはユダヤ人とユダヤ人に関するものを穢れとして認識していた。 我々の関心領域 場面は唐突に切り替わり、アウシュヴィッツ収容所記念館の描写が急に挿入された。ルドルフをいた渡り廊下の奥の暗闇と、記念館の暗闇が繋がっているかのように場面が切り替わった。 この場面は、この映画を見ている人の関心領域を問うてくる。非日常を日常として捉え、異常に慣れてしまう人間の機能は、我々にも備わっている。 予告編と特別映像

2025年3月9日 · 1 分
科学の常識を揺るがすグルーのパラドクスとは?グッドマンの投射可能性とその批判

科学の常識を揺るがすグルーのパラドクスとは?グッドマンの投射可能性とその批判

グルーのパラドクスとは何か グルーのパラドクスは、アメリカの哲学者ネルソン・グッドマンが帰納法の新たな謎」(new riddle of induction) というタイトルの論文の中で提起した帰納法に関する問題である。このパラドックスは、帰納法の信頼性に疑問を投げかけ、我々の使う日常的な概念を揺るがす重要な問題を提起している。 グッドマンは、通常の色の概念とは異なる「グルー(grue)」という奇妙な概念を考案した。「グルー」とは、ある時点(例えば、未来のある特定の日時)までに観察された場合は「青色」だが、それ以降に観察されると「緑色」になるという性質を持つと定義される。この概念を使うと、例えば「今まで観察されたエメラルドはすべてグルーである」、「これから観察されるサファイアはグルーである」と主張することができる。 ここで問題となるのは、私たちが未来を予測する際に、「エメラルドはグリーンである」という命題と「エメラルドはグルーである」という命題のどちらが正当なのかを区別する基準がないという点である。私たちは、過去に観察したエメラルドがすべて緑色だったことから、「未来のエメラルドも緑色である」と帰納的に推論する。しかし、「未来のエメラルドはグルーである」と主張することも、これはグルーのという概念の定義通りなので、過去の観察結果と矛盾しない。双方とも同じ帰納法の推論パターンに従っている。 では、グリーンあるいはブルーという言葉を使った推論と、グルーという言葉を使った推論は、何が違うのだろうか?どちらも同じ帰納法の推論パターンに従っている以上、違いを生むとすれば、グリーンやグルーという言葉の違いである。我々が普段使いしているグリーンやブルーといった概念と、グルーという概念は何が違うのだろうか? グッドマンによると、これらの概念の違いは我々の歴史に求められるという。つまりは、今までグリーンやブルーといった概念を使ってきて、グルーという言葉を使ってこなかったからグルーよりもグリーンの方が妥当に感じられるということである。従って、我々が常用しているグリーンとブルーといった概念が、グルーよりも合理的な訳ではない。ただ単に、グリーンとブルーの方が我々の言語の基本語彙として組み込まれているというだけなのだ。 さらに、グッドマンは「投射可能性(projectibility)」という概念を提唱し、或る述語が科学的仮説や帰納法において適用可能であるかどうかを問題にした。定義上、「グリーン」は投射可能な述語であるが、「グルー」はそうではない。 このパラドクスが示すのは、「青い」や「緑色」といった私たちが普段使う概念が、実は恣意的なものでしかない可能性があるという点である。私たちは「青」という概念を自然に受け入れているが、「グルー」という概念を使わないのは単に習慣にすぎないのではないか? もしそうならば、科学における一般化の正当性もまた、単なる言語の選択や慣習によって決まっているにすぎないのではないか?このような問いをグルーのパラドクスは提起する。 グルーのパラドクスに対する批判と解決策 グルーのパラドクスは、私たちが未来を予測する際にどの概念を正当化すべきかという問題を提起するが、この議論にはいくつかの批判と解決策が存在する。ここでは、代表的な批判と、それに対するグッドマンの反論、さらにパラドクスを解決しようとする試みを紹介する。 ①グル一概念の問題点は、それが選言的であることにもとめられる グルーという概念が問題視される理由の一つは、それが「選言的(disjunctive)」に定義されていることである。具体的には、グルーは「ある時点までは緑色、以降は青色」という条件付きで定義されており、単純な観察に基づく性質ではない。このため、「ブルー」と「グリーン」の方が基本的な語彙であると考えられがちである。 しかし、グッドマンは、「グルー」だけでなく「ブリーン(bleen)」という概念を採用すれば、「ブルー」と「グリーン」の方が選言的に定義されることになるため、単に選言的であることを理由に「グルー」を排除することはできないと反論している。 ②時間依存性の問題 もう一つの批判は、「グルー」という概念が特定の時間に依存していることである。「緑」や「青」は時間とは無関係に使われるが、「グルー」は観察の時点によって意味が変わる。このため、時間的に安定した概念を優先すべきだという主張がある。 これに対してグッドマンは、「時間に依存しているのは『グルー』ではなく『ブルー』や『グリーン』である」と述べる。なぜなら、「グルー」と「ブリーン」を基本概念として定義すれば、グルーとブリーンからブルーとグリーンを定義できる。そのため、逆に「ブルー」と「グリーン」が時間依存的な概念として定義できる。従って、どちらかが時間的に安定しているわけではない。 ③文脈次第で、すべての述語は投射可能である フランク・ジャクソン(Frank Jackson)は、「投射可能性は文脈依存的であり、原理的に『グルー』と『グリーン』を区別することはできない」と主張した。例えば、観察されると色が変わるシャイなカメレオンがいた場合、「グルー」が投射可能な概念となり、「グリーン」の方が投射不可能になる可能性がある。 仮説 グルーとブリーンを妥当に感じられるか? グッドマンは「「グリーン」を「グルー」から区別するのはわれわれの歴史である。」と述べていた。グリーンとブルーが、グルーとブリーンよりも普段使いされているから妥当に感じるに過ぎないなら、グルーとブリーンを基礎単語に組み込んだ言語を作って、その言語を人に学習させ、普段使いさせたら、その人たちはグルーとブリーンの方が妥当に感じるのだろうか? グッドマンの主張によると、グリーンとブルーといった概念の妥当性は経験的な使われ方に依存するという。ならば、当然グルーとブリーンを日常的に使う言語の話者は、グリーンとブルーよりもグルーとブリーンを妥当に感じる筈だ。 サピア=ウォーフの仮説 (Sapir-Whorf hypothesis)によると、母語がその人の認識と思考を規定する。これをグルーとブリーンの概念に適用すれば、もし長期間グルーとブリーンを使う環境で学習すれば、人々はそれらの概念を「自然」と感じるようになる可能性がある。 たとえば、ロシア語では同じ“青色”でも,“薄い青”と“濃い青”を“goluboy”と“siniy”という言葉で区別するという。そして,この区別は脳の働きにも作用するとし,ロシア語話者はこの「言語的な境界」を越えると青色の差異に素早く反応することができるという[1]。ロシア語話者は、このlight bleuとdark bleuの違いを自然なものとして感じている筈だ。我々日本語話者が「青」や「水色」という単語を使うのと同じように。 自然言語が人の色の認識の仕方を、或る程度規定しているのなら、グルーとブリーンを日常の単語として常用したら、それらを妥当に感じるのだろうか。 ひとつ考え得る問題としては、人間の視覚システムは、特定の波長を恒常的に識別するように進化してきた。そのような目の進化と共に、言語も今の形態へと成長してきたわけであり、グルーとブリーンが、我々の色を感覚する仕方に合っていないなら、グルーとブリーンを妥当に感じることは難しい。 したがって、仮にグルーとブリーンを基礎語彙とする言語を作ったとしても、それが普遍的に受け入れられるかは未解決の問題である。グッドマンの「投射可能性」の概念を考慮すると、長期的な文化的使用なしには、新しい色彩語彙が直感的に妥当とは感じられない可能性がある。さらに、長期的な文化使用によってグルーとブリーンという概念が違う形の概念に変質する可能性も十分に考えられる。 おわりに 本稿では、グルーのパラドクスの内容とそれに対する批判を検討した。グルーのパラドクスは、一見単なる言葉遊びのようにも思えるが、実際には帰納法の信頼性を揺るがす本質的な問いを投げかけるものである。 本論では、まずグッドマンの提示したパラドクスの内容を整理し、続いて「グルー」という概念が不自然であるという批判と、それに対するグッドマンの反論を紹介した。 [1] TED talk, How language shapes the way we think | Lera Boroditsky

2025年2月14日 · 1 分
ポケポケで言語を勉強しよう part7 ビードル Weedle Aspicot

ポケポケで言語を勉強しよう part7 ビードル Weedle Aspicot

ビードル たね HP50 草 全国図鑑NO.0012 けむしポケモン 高さ: 0.3m 重さ: 3.2kg チクチクさす 20 森や 草地に 多く 生息。頭の 先に 5センチぐらいの 小さく 鋭い 毒針を持つ。 Weedle BASIC HP50 Grass NO. 0013 Hairy Bug Pokémon HT: 1′ WT: 7.1 Ibs. String 20 Often found in forests and grasslands. It has a sharp, toxic barb of around two inches on top of its head. Aspicot BASE PV50 Plante N゜ 0013 Pokémon Insectopic Taile: 0.3 Poids: 3.2kg ...

2025年2月11日 · 1 分
ポケポケで言語を勉強しよう part6 バタフリー Butterfree Papilusion

ポケポケで言語を勉強しよう part6 バタフリー Butterfree Papilusion

バタフリー 2進化 HP120 草 トランセルから進化 全国図鑑NO.0012 ちょうちょポケモン 高さ:1.1m 重さ:32.0kg 特性 パウダーヒール 自分の番に1回使える。自分のポケモン全員のHPを20回復。 かぜおこし 60 こまかく 速く 羽ばたいたら 猛毒の りんぷんが 風に のって 飛んでくるぞ。 Butterfree STAGE2 HP120 Grass Evolves from Metapod NO.0012 Butterfly Pokémon HT:3’7” WT: 70.5 Ibs. Ability Powder Heal Once during your turn, you may heal 20 damage from each of your Pokémon. Gust 60 In battle, it flaps its wings at great speed to release highly toxic dust into the air. ...

2025年2月11日 · 1 分
ポケポケで言語を学ぶ part5 トランセル Metapod Chrysacier篇

ポケポケで言語を学ぶ part5 トランセル Metapod Chrysacier篇

書き方についての説明 ①ポケモンの名前 ②技名とその効果 ③フレーバーテキスト の順で書いていく。ブログ主が知らなかった単語には逐次、単語の意味や性などを付す。 文法と語彙についての解説は適宜挿入する。 トランセル むしくい 進化を 待っている 状態。硬くなる ことしか できないので 襲われないよう じっとしている。 Metapod Bug Bite It is waiting for the moment to evolve. At this stage, it can only harden, so it remains motionless to avoid attack. Chrysacier Piqûre En attendant sa prochaine évolution, il ne peut que durcir sa carapace et rester immobile pour éviter de se faire attaquer.

2025年2月9日 · 1 分
ポケポケで言語を学ぶ part4 キャタピー Caterpie Chenipan篇

ポケポケで言語を学ぶ part4 キャタピー Caterpie Chenipan篇

書き方についての説明 ①ポケモンの名前 ②技名とその効果 ③フレーバーテキスト の順で書いていく。ブログ主が知らなかった単語には逐次、単語の意味や性などを付す。 文法と語彙についての解説は適宜挿入する。 キャタピー ともだちをさがす 自分の山札から草ポケモンをランダムに1枚、手札に加える 頭の触覚から強烈なにおいをだして敵を追いはらい身を守る Caterpie Find a friend Put 1 random glass Pokémon from your deck into your hand. For protection, it releases a horrible stench from the antenna on its head to drive away enemies. Chenipan Trouver un Ami Ajoutez au hasard un Pokémon Plante de votre deck à votre main. Pour se protéger, il émet par ses antennes une odeur nauséabonde qui fait fuir ses ennemis.

2025年2月8日 · 1 分
真相に驚き、二人の関係性にメロる。ミステリ×メロドラマ「硝子の塔の殺人」知念実希人作

真相に驚き、二人の関係性にメロる。ミステリ×メロドラマ「硝子の塔の殺人」知念実希人作

この投稿は、「硝子の塔の殺人」を薦めるものである。ミステリ初心者を読んだことのある人は「硝子の塔の殺人」を読もう。ミステリを知らない人もこれを読もう。よほどミステリマニア出ない限り、楽しめる筈だ。 書評 実業之日本社より引用。「硝子の塔の殺人」のサイト: https://www.j-n.co.jp/books/978-4-408-53787-0 2022年 本屋大賞ノミネート! (2022年1月20日現在) ミステリを愛するすべての人へ 当作の完成度は、一斉を風靡した わが「新本格」時代のクライマックスであり、 フィナーレを感じさせる。今後このフィールドから、 これを超える作が現れることはないだろう。 島田荘司 ああびっくりした、としか云いようがない。 これは僕の、多分に特権的な驚きでもあって、 そのぶん戸惑いも禁じえないのだが――。 ともあれ皆様、怪しい「館」にはご用心! 綾辻行人 500ページ、一気読み! 知念実希人の新たな代表作誕生 作家デビュー10年 実業之日本社創業125年 記念作品 雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。 地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。 ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、 刑事、霊能力者、小説家、料理人など、 一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。 この館で次々と惨劇が起こる。 館の主人が毒殺され、 ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。 さらに、血文字で記された十三年前の事件……。 謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。 散りばめられた伏線、読者への挑戦状、 圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。 著者初の本格ミステリ長編、大本命! 【目次】 プロローグ 一日目 二日目 三日目 最終日 エピローグ 『硝子の塔の殺人』刊行に寄せて 島田荘司 守破離の「守」 書評の名前を見れば分かるが、錚々たる人達だ。そして「硝子の塔の殺人」に何度も名前が出てくる人たちでもある。作中では、綾辻行人が書いた『十角館の殺人』や『時計館の殺人』などの館シリーズや、島田荘司作の御手洗潔シリーズが、何度も言及される。ミステリ好きが集まったミステリ小説だからだ。 それだけではなく、この本はミステリ小説としてのテンプレートを守り、そして破っている。芸道における守と破の部分を果たしていると言える。 雪で外界と遮断され、外と連絡を取ることはできない陸の孤島。そこに集められた個性的なメンバーたちと、名探偵。そして次々に起こる不可解な連続殺人事件。 ミステリ作品に造詣が深くなくても分かるようなテンプレをてんこ盛りにして、この作品は始まる。 高濃度の謎解きゲーム この作品に出てくる謎は小説内で開示された情報だけで解き明かすことが可能になっており、そしてその謎は何層にも折り重なっているので簡単に解き明かすことはできない。謎解きとして一級品である。 私は読みながら謎を解こうとしたものの、できなかった。そこで感じられたのは、「どうやったらこんな事を思いつくのだろう」という感嘆のみだった。この感嘆は、作品が良いミステリであることの証左だ。 ラノベの様に読みやすい文体 文体はラノベの様に読み易い。 文に重厚さを求めるなら減点対象にする人もいるのかもしれない。しかし、この読み易い文体は、501ページもあるこの本を読み通しやすくしてくれる。文体が小説の内容を理解する妨げになっていないからだ。 この本の何が面白いのか この小説が格別なのは、この小説にお楽しみ所が2回あるという点だ。普通のミステリ作品では、真相を知る楽しみは一度しかない。しかし、この小説は違う。二度楽しむことができるミステリ作品だ。 この小説は、ミステリ作品(ミステリ小説や映画など)のテンプレが多分に含まれていて、作中でも有名なミステリ作品への言及がある。名前だけの言及ではなく、硝子の塔の殺人というミステリ小説の登場人物が、ミステリ作品についてメタ的な視点から語り、それを読者をさらにメタ的な視点から読むという構図になっている。 おまけ ・ダ・ヴィンチの「硝子の塔の殺人」の書評はこちらhttps://ddnavi.com/article/d920893/a

2025年1月23日 · 1 分
読書の弊害。読書はしない方がいいのか?

読書の弊害。読書はしない方がいいのか?

アイキャッチ画像: 積読のイメージ図 Wikipedia「積読」よりhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%8D%E8%AA%AD (積読と)読書のデメリットを、身をもって体験した。 何事にも最適な程度というものがあり、読書もその例外ではない。 「学は及ばざるが如くせよ」と誰かが言ったが、それは「(正しいやり方で)」という言葉が省略されているのだ。 やり方を間違って読書した人の失敗談をここに連ねる。 失敗①本を読むことで、自分で考えることができなくなっていた。 昨今、「自分で考える」ことが持て囃されている。そして、読書は確かに、自分で考えることを助けてくれる。 勿論、適切なやり方で読書した場合には。 では、私はどのように読書のやり方を間違ったのか? Wikipediaより「考える人」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E4%BA%BA_(%E3%83%AD%E3%83%80%E3%83%B3) 原因①本を読む事がが目的化してしまった。 当初は、本を読むことは目的達成の手段であって、目的そのものではなかった。 しかし、積読が膨張し※1、その存在感が増すにつれて、「本を読まなければ…」という強迫観念のようなものも増していった。 それを解消しようと、日に何時間も本を読んだ。このやり方の読書を続けるうちに、積読の山を崩す為の読書が常態化した。 これが私の失敗だった。抑々、読みたい本を全て読むなんてもとより不可能だ。必ず何処かで妥協をしないといけない。しかし、妥協できなかった。 本来、本は思考を触発するための触媒でしかない。それなのに、溜まった本を消化しなくてはという義務感に駆られて、積読を通読することに躍起になっていた。 一旦落ち着こう。あなたが本を読むのは何の為か? 私が本を読むのは、自分1人では考えれなかった事を考える為だ。あくまでも、自分が主である。従ではない。しかし、実際は、自分の思考能力が従で、積読が主になっていた。 ※1 本の参考文献から参考文献へ、という風に本は本を呼んでしまうのだ… 原因①の改善策①何の為に本を読むのかを明確化する 何の為に本を読むのかを明確化しておけば、目的を見失いにくくなる。 目的を見失わなければ、読書という手段が目的という位置を簒奪することもなくなる。 読書する目的を紙に書いて、目立つところに貼っておくとか、毎日その目標を音読するとか。 原因②完璧主義に囚われていた 全ての本を通読する必要はない。読みたい本の読みたい所を好きに読めばいいのだ。 しかし、嘗ての私は全ての本を通読しようとした。 その結果、通読することが目的となり、本から学ぶことが疎かになった。 本を数頁だけ読んで一つのことをしっかりと学ぶ方が、本を通読して通読しきった事に安心して、本から何も学ばないより何倍も有意義である。 原因②の改善策①本から何かひとつでも学んだら及第点と考える これは目的を見失わないことと通底するが、読書する目的を達成したなら、それでいいのだ。 通読は読書の目的ではないからだ。 原因②の改善策②通読したという事実に何の意味があるか問い直す 1冊の本を通読することに何の意味があるのか考え直そう。一体、通読したという事実に何の意味がある? 達成感?そんなもの明日のゴミ出しにでも出しておけ。達成感を得る為に読書をしているのなら、それでいい。 しかし、学ぶために読書をしているのなら達成感を得て満足するのはよくない。 原因③積読の物としての存在感が、私に本を読めと語りかけるから。 積まれた本が視界に入ると、「読まなくては!」と思わされる。 「読みたい」ならまだしも、「読まなければならない」だと危険な兆候だ。 読書する義務はないのに、自分に義務を課している。自分に義務を課すと、それが手段の目的化に陥りやすい。 積読のイメージ図 Wikipedia「積読」よりhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%8D%E8%AA%AD 原因①と②の改善策①読書できる時間の上限を設定する。そして、主体的に思考する時間を作る。 一日の読書する時間は1時間迄と決める。そして、同様に1時間は読書した文章や、歩いて見聞きした事について思考する。主体的な思考は家でしたいので、家で行い、読書は通勤時間などの隙間を縫うつもりだ。 さらに、自分で考える時間を読書の先にとる。必ずしも、それぞれを行う時間をキッチリと分けなくてもいい。読書しつつ考えたり、考えつつ再読したり。 加えて、思考の対象は、本に限らない。本の内容について考える時間は1時間の内30分で、他Youtubeの動画や、ふと考えた事、SNSで見かけた言葉などの本以外の事を考える。 参考文献

2025年1月13日 · 1 分

2025 New year’s greeting

The year has turned again, and brings a new begins. This year, 2025, I resolve to strip away all distractions and focus on what truly matters. Cut away unnecessary complexities! Let us not waste time on what doesn’t matter in a world full of noises. I am going to make matters my habits. Early to bed, early to rise. Don’t be secluded individual. Walk outside and discover something new for me. ...

2025年1月10日 · 1 分